パンフルートの小さな家

パンフルートが大好き。透き透るような音に包まれる幸せな毎日の記録。

子どもの力

f:id:irispan:20220117191528j:image

本日もようこそ。ありがとうございます。小学生の時、器楽クラブに入っていました。音楽の先生がとても熱心で、他のクラブは隔週で活動していたのに対して毎日朝練習がありました。学校にある楽器を総動員させてハーモニカやリコーダーや横笛を持参してヨハン・シュトラウスII世の「美しく青きドナウ」を練習したのです。本来ホルンが演奏する部分をアルトアコーディオンが、ヴァイオリンパートはハーモニカが担当しました。私達はよくわかってなかったけれどとにかく夢中になって、その先生はドナウ川や自然や鳥の声など曲のイメージを言葉で繰り返し説明して引っ張って行ってくれました。先生は子どもの可能性を信じていたのだと思います。お世話になったのは一年間だけ一度の本番でお終いでした。翌年から先生は休職され東京藝術大学の指揮科で学び直す事になったからです。貴重な経験でした。