パンフルートの小さな家

パンフルートが大好き。透き透るような音に包まれる幸せな毎日の記録。

早春賦

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毎年今頃はこの曲を思います。大束先生はパンフルートで中音域だけでなく1オクターブ上でも吹くと高音の良い練習になるとおっしゃっていました。吉丸一昌作詞、中田章作曲。中田章さんは「夏の思い出」の作曲家中田喜直さんのお父様です。喜直さんは生前こう書いています。少し長いですが引用します。「春の歌を色々作ったのだが、どうもヒットしない。そこでなぜか考えていたら、ふと思い当たることがあった。「早春賦」という歌が今でもよく歌われているが、これは私の父(中田章)の作曲した唯一知られている歌曲で、あとは何もない。歌われている曲がたった一つしかないのである。それが春の歌であるから、私はなるべく邪魔をしないで、敬意を表することにした。 などと言って、講演の時に聴衆を笑わせることがある。」早春賦はいつ聴いても清々しく新しく胸一杯深呼吸したくなるような私の好きな歌です。今日もお越しくださってありがとうございました。