ある時美術の先生が「色を教えることはできない」と話しました。色の性質や扱い方、知識と経験から色の持つ効果などはもちろん語ることはできるけれど何色を選ぶかとなると人の好みや個性なのでその人だけが知っているという訳なのです。音楽にも置き換えて言う事ができそうです。パンフルートも技術は磨いていけば良いのですが好きな音色は早いうちから決めてその音色をいつも意識して吹く事が大事だと思います。沢山の奏者の演奏を注意深く聴き「この人の音が一番好き。こんな音を出したい。」を決めると言う事です。途中で別の人に変わっても自由です。憧れの気持ちは目指す地点を定めて自分を信じて進むのに大いに役に立ちます。こんな事を思っていました。今日もご覧いただきありがとうございました。