パンフルートの小さな家

パンフルートが大好き。透き透るような音に包まれる幸せな毎日の記録。

クリーガー作曲 メヌエット

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昨日のコンサートですばらしい牧神の午後への前奏曲を聴かせてくださった東京交響楽団の首席フルート奏者の相澤政宏さんが初めて好きになった曲がクリーガー: メヌエットとおっしゃっています。懐かしい!小学校の音楽の教科書に載っていましたね。私も休み時間に友達とリコーダーで遊んでました。二重奏の響きが美しくて格調高く教科書の合奏曲の中でこの曲はダントツですてきでした。ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649年2月26日〜1725年2月6日)はドイツのバロック音楽の作曲家・オルガニストヘンデルの才能を見出したと言われています。今日もご覧くださってありがとうございました。

コンサートに行きました

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ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集 第177回でドビュッシー: 牧神の午後への前奏曲、デュサパン: オルガンとオーケストラのための二重奏曲「WAVES」、ブラームス: 交響曲第3番へ長調 op.90 でした。指揮者のジョナサン・ノットは茶目っ気のある可愛らしい人で演奏後盛大な拍手に何度も礼をするとすぐにマスクを付けステージを去り、又やって来てマスクを取って礼を繰り返しやってくれました。でも指揮台ではみんなを音楽の魔法にかけてしまいました。現代音楽は眠かったけれどドビュッシーではフルートだけでなくオーボエもすばらしかったです。ブラームスは有名な第3楽章も素敵だった。オーケストラの皆さんってほんとにすごい。今日もご覧いただいてありがとうございました。

ごまかして吹くとは

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本日もようこそ。ありがとうございます。1人で練習している時に気をつけたい事としてごまかして吹くというのがあります。ごまかすというとちょっと悪意があるように聞こえますがそんなつもりはなく、例えば中途半端なのに完成、と思い込んでしまったり半音を甘いままにしてしまったりというものです。パンフルートで半音を正確に音をとるのは難しいのですが今出来る範囲で自分の思ってる音程と実際出る音のずれを知って、この辺かなと思ってたけどそれよりもうちょっと低いところまで下げるんだな、と丁寧な修正をするのはとても大事で、それをしてるかさらっと流すかで演奏の質が変わってくると私は先生から学びました。時々思い出しています。

練習を休んで申し訳なく思うのは

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風邪をひいてパンフルートの練習を休んだことがありますか?何年も前ですが本番まであと2回という練習を休んだ時、健康管理にくれぐれも注意するようにとお叱りを受け、自分も不甲斐なくかなり落ち込んだ事がありました。それまでは都合で休みがちだった他の人達もこの日が大事だと暗黙の了解で出席しみんなでパート決めをしたらしいのです。最近は変わって来たのではないでしょうか。体調は自己管理責任というより仕方ない、すぐ休みましょうという風に。ドイツの声楽家達はちょっと喉が痛いくらいでもすぐに本番をキャンセルするそうで驚きますが体調を崩しても責めたり責められたりしない関係はのびのびと風通し良く住みやすい世の中で私は良い傾向だと勝手に思っています。今日もご覧いただいてありがとうございました。

祈りとザンフィルの教則本

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本日もようこそ。ありがとうございます。ザンフィルのパンフルート教則本日本語訳を手にしています。ページを開くとHさんに語りかけられているように感じる、とパンフルート愛好会のリーダーが言いました。Hさんは4年程前から翻訳を手掛けられついに完成させ旅立たれました。教会では天詩のパンとヴァイオリン、ピアノのアンサンブルや娘婿様のギターが奏でられ、献花は娘さんのチェロとお仲間のヴァイオリンやヴィオラと共に、愛溢れる温かい式でした。教則本は少しずつ確かめながら味わいながら学んでいきます。Hさんすてきな笑顔と宝物を遺してくださってありがとうございました。

なめらかに吹くに関して

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時々自称笛小僧のパンフルート練習に付き合っていて面白い発見がありました。基本のトゥのタンギングをやってみて、と言うのですがどうもフーフーと吹こうとするので何で?と思ったら「なめらかに繋げて吹きたいんだ」と宣言され笑っちゃいました。今まで私の演奏をやれぶつ切りだなんだとコメントして来て自分が吹く段になって切れ切れにしたくない、タンギングしたら音が切れてしまうと思ったらしいです。私の理解はこうです。音の始まりのトゥのタンギングは明確な発音のためにする。いくつかの音をなめらかに繋げて吹くには息は一つで移動を素早くが大事でタンギングを甘くすればなめらかになる訳ではない。もちろんタンギングにも種類がありスラーなど範囲を広げれば別のことも言えるけれど最初から考えなくて良い。まずトゥをきれいに。と、説明しました。今日もご覧いただいてありがとうございました。

アリス=紗良・オット ピアノ・リサイタル

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本日もようこそ。ありがとうございます。彼女のピアノを生で聴いてみたいと思っていました。アリス=紗良・オットさんはドイツ出身のピアニストでドイツ人の父親と日本人ピアニストの母親を持ち妹のモナ=飛鳥・オットさんもピアニストです。アリス=紗良・オットさんは3年前に多発性硬化症と診断されたと公表しました。チェロ奏者のジャクリーヌ・デュ・プレがすぐに思い浮かびますが私の身近にもこの難病で亡くなった人がいるのでより応援したくなりました。5月30日(月)サントリーホールでアリス=紗良・オットさんの裸足の演奏に浸りたいと思います。